思い出の中のあの歌この曲

メロディーとともによみがえるあの頃の・・・

♪ 「ハイケンスのセレナーデ」

https://www.youtube.com/watch?v=8cXqwAJLQOo

(ウィーン管弦楽団)

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    今年に入ってから、昼食後の寛ぎの時間は、「家鉄」として全国各路線の前面展望動画を地図帳を片手に視聴しています。
 四国は一周して、今は九州は佐賀県筑肥線)あたり。
 あるとき、オススメ動画に上がってきたのは、今はほとんど絶滅した夜行寝台列車でした。
 かつての国鉄時代に、「銀河」(大阪ー東京)、「筑摩」(大阪ー長野)、「なは」(姫路ー西鹿児島)に乗ったことがありました。

ふと、思い出したのは車内放送のチャイムに使われているハイケンスのセレナーデの旋律でした。

 【車内放送】寝台特急はやぶさ(24系 ハイケンスのセレナーデ 東京発車前) - Bing video

 スマホの着信音はこれまではデフォルトの中から「発車メロディー」にしていましたが、昨夜少し手こずりながらも、この「ハイケンス」に変更したところです(笑)
 作曲家のハイケンスについては、下のような説明がありましたが、なぜチャイムに採用されたのかは不明です。

ジョニー・ハイケンス(Jonny Heykens, ヨハネス・ヤコブス・ハイケンス オランダ語: Johannes Jacobus Heijkens, 1884年9月24日 フローニンゲン - 1945年6月28日 ヒルフェルスム)は、オランダの作曲家。

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人物・来歴
ベルギーに留学し、ブリュッセル音楽院でウジェーヌ・イザイにヴァイオリンを学ぶ。その後、自ら楽団を設立し、指揮者としてヨーロッパ中で活躍した。
ハイケンスは、ナチスの忠実な支持者であった。新聞紙上などでアドルフ・ヒトラーを賞賛し、ユダヤ人や黒人に対する人種差別的な見解を表明していた。ハイケンスは、第二次世界大戦終結後までドイツで演奏家として活躍していたが、戦争末期にオランダに帰国後、連合軍にナチス・ドイツに対する協力的な姿勢を問われて、ヒルフェルスムの監獄に収監され、間もなくして獄中にて死去した[2]。60歳没。
以降、オランダにおいて、ハイケンスの名は重要な音楽家とは見なされることなく、忘れ去られた。
ハイケンスは「ハイケンスのセレナーデ」(Ständchen, Op.21-1)の作曲者として知られる。ハイケンスは他にも多くの楽曲を作曲したが、戦争などでほとんどの作品は消失し、現在ではハイケンスのセレナーデ以外は全くと言ってよいほど知られていない。
日本において、この曲は1943年に日本放送協会のラジオ番組『前線へ送る夕』(ぜんせんへおくるゆうべ)のテーマ曲として採用されたことで一般に知られるようになり、戦後は旧日本国有鉄道国鉄)の客車の車内放送用チャイムに第一主題の旋律の末尾部分が採用された。現在でもJR各社の客車やその譲渡車、JR北海道の特急列車、高速乗合バスJAMJAMライナーの新日本観光自動車運行便などに搭載・使用されている。(Wikipedia)

 太平洋戦争たけなわの頃に、連合国側のオランダ人の作った「敵性音楽」をNHKが流していたというのは、違和感がありますが、上記のように「ナチスの忠実な支持者であった」ということから、大目に見てもらっていたのでしょうか!? 

 

 いつ頃からか、あちこちの駅で発車メロディーを競うかのように設定するようになりました。

 関西では大阪環状線がよく知られています。贔屓の落語家の桂雀三郎さんのヨーデル食べ放題が鶴橋駅で使われているのを、ご本人がマクラでよく話していますね。

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 鉄ちゃんにも、ホントに色々なタイプがありまして、よく知らないのですがひょっとして「発車メロディー」あるいは「社内放送」専門の人もあるのでしょうね。
 私の場合は、家鉄、またはYouTube鉄とでも言うんでしょうか。

 なかなか、気ままに列車旅というような状況ではなく、日に日にコロナ陽性者が増えてきています((;。;))

 まだまだ「家鉄」が続きそうな予感。