思い出の中のあの歌この曲

メロディーとともによみがえるあの頃の・・・

♪ 「海を越えて友よ来たれ」(1964東京五輪愛唱歌)

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(前半:「東京五輪音頭」、4分13秒から「海を越えて~」唄:藤山一郎

 

 東京オリンピック開催予定日まで二ヶ月を切りました。依然として先行きに不透明な部分が多く、選手、関係者の「やきもき度」は頂点に近くなっているのではないでしょうか。
 スマホでネットニュースでも見ていたとき、たまたま記事中にあった「より速く より高く より強く」の文言から、この歌が思い出されました。
 この部分のメロディーははっきり思い出されたのですが、曲名は勿論、歌全体の旋律は出てきません。
 「より速く より高く より強く」で検索して、タイトルのような曲名であったことがわかりました。
 

 この歌は今から8年ほど前に当時の安倍首相(たしか一つ年上?)が歌ったというニュースも、おぼろげながら甦ってきました。
 

★安倍首相、歌って五輪招致

 安倍晋三首相は4日、来日中の国際オリンピック委員会IOC評価委員会メンバーを歓迎する行事で、1964年の東京五輪に向けて作られた歌の一節を高らかに歌い、2020年夏季五輪の東京招致に懸ける熱意を示した。
 首相が歌ったのは、63年に発表された「海をこえて友よきたれ」(土井一郎作詞、飯田三郎作曲)のさびの一部。当時小学生だった首相は「今でも歌詞を覚えている」と前置きし、左手を高く掲げながら、原曲よりゆっくりとした調子で歌った (典拠不明の記事ですが・・・)

 

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「海をこえて友よきたれ」
作詞:土井一郎、作曲:飯田三郎、編曲:冨田勲 1963年(昭和38年)

1. 海を越えて 友よ来たれ
   明け渡る 山に川に
   若さ溢れ 力溢れ
   より速く より高く より強く
   大地蹴る 響き高く 
   あぁ 東京 東京オリンピック

2. 空に駆けり 水に踊り
   花開く 技を競え
   若さ溢れ 命溢れ 
   より速く より高く より強く
   日本の 風は光る
   あぁ 東京 東京オリンピック

3. 聖火燃えて 誓う平和
   万国の 旗の下に
   若さ溢れ 夢は溢れ 
   より速く より高く より強く
   未来への 虹を架ける
   あぁ 東京 東京オリンピック

 

   前の東京五輪当時、私は田舎の小学校(といっても全校で800人はいた大きな学校でした)の3年生。前の年から、三波春夫さんの東京五輪音頭」がテレビラジオで盛んに流れていました。
 この「海を越えて~」は学校で教わった曲だったでしょうか、同世代の方のあるブログに次のような記事がありました。

 さて、この『海をこえて友よきたれ』(作詞:土井一郎、作曲:飯田三郎)は、1964年の東京オリンピックをテーマにした歌で、63年に発売されています。オリンピックと言えば先ず三波春夫の「東京五輪音頭」ですが、当時の小学生は学校で、この「海をこえて~」か、「この日のために」のどちらかを歌わされていたので、同世代の中にも「海をこえて~」派と「この日の~」派があります。 
 この「海をこえて~」はNHK関係の曲で各レコード会社競作だった様ですがYouTubeでは藤原良と高石かつ枝とのデュエットによる爽快な歌で、オリンピックの高揚感を伝えてくれます。特に、曲の半ばのより速く、より高く、より強く~♪のところでグッと盛り上がります。

https://ameblo.jp/novausagi0116/entry-11483870297.html

 

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高石かつ枝 藤原良

 この方のおっしゃるように、「曲の半ばのより速く、より高く、より強く~♪のところでグッと盛り上がります」というのは、私も全くの同感です。
 この旋律がここ二三日、耳から離れません(😀)
 その頃の私は、歌が苦手で(好きでしたが)とても人前では歌えなかったのですが・・・・

 子どもの頃の感性というか記憶というのは素晴らしいですね!

 あれからもう60年近くが過ぎようとしていますが、はっきりと脳裏に刻まれてしまっています。

 今度のオリンピックに関しては、大会に関係するマーチや歌などが、まったくどこからも聞こえてきません。

 コロナ禍の真っ最中とはいえ、寂しいことではありますね。

 

※冒頭の「東京五輪音頭」は多くの歌手が唄ったそうですが、藤山一郎さんのは初めて聴きました。やはり、藤山さんには、こういう音頭調の歌は似合いませんね(;。;)