思い出の中のあの歌この曲

メロディーとともによみがえるあの頃の・・・

♪ 「真宗宗歌」

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真宗宗歌
作詞 真宗各派協和会 / 作曲 島崎赤太郎
1.
ふかきみ法(のり)に あいまつる
身の幸(さち)なにに たとうべき
ひたすら道を ききひらき
まことのみ旨(むね) いただかん

2.
とわの闇より すくわれし
身の幸(さち)なにに くらぶべき
六字のみ名を となえつつ
世の生業(なりわい)に いそしまん

3.
海の内外(うちと)の へだてなく
み仏(おや)の徳の とうとさを
わがはらからに 伝えつつ
浄土(みくに)の旅を ともにせん

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龍谷大学HP 龍谷大学の歌

https://www.ryukoku.ac.jp/about/outline/songs/shinshu.htm

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島崎赤太郎

生年明治7年7月9日(1874年)
没年昭和8(1933)年4月13日
出身地東京
学歴〔年〕東京音楽学校(現・東京芸術大学)専修部〔明治26年〕卒
経歴明治34年ドイツ留学、6年間オルガンと作曲を研修。39年帰国、東京音楽学校教授となり音楽理論を教え、オルガン普及に尽力。昭和5年退職。文部省視学委員、同唱歌編纂委員も務め、「尋常小学唱歌」「中学唱歌」などの選曲編集にも尽力した。著書に「オルガン教則本」(全2巻)、「詳解楽語辞典」などのほか訳書もある。(コトバンク

 

 以前(1月13日)に山田耕筰作曲の「龍谷大学歌」が素晴らしいとアップしたことがありました。
YouTubeでは、関連動画が次次と紹介されてきますが、その中にあったのが、この真宗宗歌」でした。
真宗の教義を分かりやすく詠み込んだ、大変に格調高い歌になっています。

キリスト教には賛美歌があるように、仏教にも声明とかご詠歌というのがあるようです(西洋の音楽になじんでしまっている耳には、ああいう発声はどうも違和感がありますが・・・)

 

「~ようです。」というぐらいに、その方面には疎いのです。
我が家は代々、真言宗なのですが、信仰心の乏しい(?)私は、高野山に行ったこともありませんし、今後進んで行こうかという気持ちも今のところはありません。

西本願寺大谷本廟へは行ったことがあります)
菩提寺浄土寺という大変有名なお寺なのですが)の住職のお名前も知らないというのが、実のところです。

一方、家内のほうが、この浄土真宗本願寺派)で、結婚後30年の間に義父母、義兄と3人のお葬式を経験しました。

その他に、年忌法要などを何回も行っていますので、そちらのご住職とは面識もあるというのが実情です。
また、息子が卒業したのが龍谷大学。40数年前に初めて所属した伊丹混声合唱団の指揮者・井上一朗氏が浄土真宗・法専寺のご住職というようなことで、自然と真言宗よりも浄土真宗のほうに親近感を覚えてしまいます。

さて、この歌ですが、調べてみると大正12年(1923)に作られたとあります。
島崎赤太郎という作曲家は、今では知名度は高くありませんが、あの滝廉太郎に続いてドイツへ留学し、作曲とオルガンを研究されたとか。
帰国後は音楽界の重鎮としてご活躍されました。

曲は、歌いやすい高さで始まり、「ひたすら道を ききひらき」の後半からは緩やかに盛り上がり、最終節「まことのみ旨(むね) いただかん」の前半でピークをなして、その後は穏やかに終息していくという、作曲の教科書のお手本のような(?)構成となっているように思います。

浄土真宗では、この他にも「恩徳賛」(おんどくさん)が有名なようで、こちらは合唱曲の作曲で知られる清水脩氏の作曲となっています。

ただ、宗派の専門用語が出てきて、ちょっと意味はとりにくい歌ではあります。

 

音楽と並び、もう一つの趣味でもある落語も、この浄土真宗と深い関係があることを最近知りました。「知ってましたか? 落語と仏教の意外な関係!?」(https://www.forever-kato.co.jp/topics/?t=000028

これもYouTubeで偶然見つけたのですが、神戸にある真宗のお寺で、ご贔屓の笑福亭松喬さんを招いて落語会を開催されているところもあります。

 また、上述の井上一朗住職は、Facebookを見ていると、定期的に「歌ごえ寺カフェ」を開いておられます。
いずれにしても、積極的に門徒たちにお寺に来てもらうという取り組みをなさっているようで、そもそもの宗派の成り立ち・性格が違う、と言ってしまえばそれまでなのですが、同じ仏教ではありながら、やはり真言宗とはずいぶんと違うんだなと思ってしまいますこういう方面に疎い人間ですから、認識不足でしたら、ごめんなさいです!!)

 

はてなブログで開いた3つめのこのブログも、ちょうど一年が経ちました。
一つ目は、「『坊っちゃんに』に見る明治の中学校あれこれ」で昨年末に自費出版。その後、amazon電子書籍と注文印刷という形で紙の本を販売しています。
二つ目のブログは「名作に見る明治・大正の教育あれこれ」です。こちらも、タイトルを「名作でたどる明治の教育あれこれ」と変えて、間もなくamazonで販売の運びとなっています。
電子書籍のデータ作成に、11月中は昼間のほとんどの時間を費やしてしまいました。
その理由はワードの操作に不慣れだったことでした(笑)

 

このブログも長い間、毎日数件のアクセスしかなかったんですが、今月は中頃から数十件になる日がありました。

これはたぶんNHKの朝ドラ「エール」で、番組内容が「東京オリンピックマーチ」に及んだことと関係しているのではないかと思います。

そして、ついでに他の記事も閲覧されたのではないかと(笑)