混声合唱曲「川の流れのように」―見岳章(編曲・藤林由理) - Bing video
(合唱 京都エコー)
1
知らず知らず 歩いてきた
細く長い この道
振り返れば 遥か遠く
故郷(ふるさと)が見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生
ああ 川の流れのように ゆるやかに
いくつも 時代は過ぎて
ああ 川の流れのように とめどなく
空が黄昏(たそがれ)に 染まるだけ2
生きることは 旅すること
終わりのない この道
愛する人 そばに連れて
夢 探しながら
雨に降られて ぬかるんだ道でも
いつかは また 晴れる日が来るから
ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように 移り行く
季節 雪どけを待ちながら3
ああ 川の流れのように おだやかに
この身を まかせていたい
ああ 川の流れのように いつまでも
青いせせらぎを 聞きながら
例年なら、田植えが終わったこの時期から三週間程あとに、所属する混声合唱団の定期演奏会が催され、いよいよ練習もラストスパートとなるのですが、昨年の3月からコロナ禍で活動は休止のまま。再開のめどは立っていません。
昼間の農作業の疲れを癒やすのは、夜の「YouTubeタイム」!!あれこれ気ままに好みの曲をアトランダムに聴いています。
定期演奏会との関連でいえば、数年前に唄ったこの曲。珍しく、男性パートが「♪知らず知らず~」と出だしから、メロディーを歌わせてもらえる(笑)編曲になっていました。
曲の途中で、バスパートにもお情けで(?)主旋律が廻ってくることはありますが、出だしからというのは、なかなか珍しいことなのです。
だからという訳はありませんが、この曲は忘れがたい一曲になっています。
歌詞の方も、熟年向けのとでもいいましょうか、前期・後期の高齢者主体の私たちの団には、身を以て実感できる内容ですし、旋律にも特に唄いにくいところがないのも気に入っている理由です。
私の場合、正直申し上げて、若い頃は美空ひばりさんの歌はそれほど好きではありませんでしたが、晩年の「愛燦燦」とこの歌については、やはり年のせいでしょうか、その良さがしみじみと分かるようになってきました。
今更いうまでもなく、美空ひばりさん最後のシングルということで、ご本人はそれほどの回数を唄ったわけではないそうですが、その分、性別やジャンルに関係なく、ずいぶんと多くのミュージシャンがカバーされており、それらもYouTubeで楽しむことが出来ます。
中でも、合唱編曲バージョンと、「三大テノール」の一人であるホセ・カレーラスの歌唱が好きで繰り返し聴いています。
スケールの大きな楽曲なので、オーケストラをバックに朗々と歌い上げるというのが、よく似合っているように思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Ne_N9Zwpzbs
発声練習用のCDを車の中にいつも置いているのですが、なかなかそれを使って練習しようかという気持ちが起こらない昨今です。
いつまで続くか分からない合唱ブランクの間も、せめてもいい歌をたくさん鑑賞していきたいと思っています。