思い出の中のあの歌この曲

メロディーとともによみがえるあの頃の・・・

映画「男はつらいよ」の音楽 その1(主題歌)

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■ 「お帰り寅さん」試写会 主題歌に「?」

たまたま神戸で試写会があるのを知って申し込んだところ、運よく当選して、10日(火)の夜に神戸国際松竹で家内と観てきました。

 

オープニングの主題歌を今回は桑田佳祐さんが歌っているというのは知っていましたが、(彼のファンには申し訳ないのですが)実際聴いてみると「???」(え?なんでこの人?に決まったの?)というのが素直な感想でした。

 

歌い方も色々ですから、好き嫌いは当然あるでしょう。ただ、今回の作品の(ネタばれになるといけないので、内容にはふれませんが)おそらく主な観客は昭和の時代からのファンだろうと思いますから、私と同じような感想を持つ人は多いのではないでしょうか。

 

渥美さんの歌は、

  • 渥美清が歌う哀愁の日本軍歌集(1968年12月5日)
  • 渥美清が歌う哀愁の昭和叙情曲集(1970年4月)
  • 噫々戦友の詩(きけわだつみのこえ)より(1971年)

など、ユーチューブでも聴けますが、(失礼ながら、あの寅さんのキャラクターには似ず)大変な美声です。特に声楽のレッスンはされてないのでしょうが、高音部は喉が開いた自然な頭声で、見習いたいですね。

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低い「ソ」(G)から高い「ミ」(E)まで出てきます。正確に歌うとなると、結構難しい曲です。

 

長年、寅さんシリーズを観ていると、冒頭の主題歌も年を経ながら、声や歌い方にもやはり変化が見られます。

作品は渥美さんの41歳から67歳まで、シリーズで続きました。晩年は大きな病気を抱えられていましたので、歌声に変化があって当然です。

歴史を感じます。

 

#次は山本直純さんの映画音楽を取り上げようと思っています🎵